米当局は、ミニブログのツイッターに対し、民間告発サイト「ウィキリークス」の創始者ジュリアン・アサンジュ氏、
および同氏の著名協力者数人に関するアカウント情報などの提出を要求したことが明らかになった。
ウィキリークスの元協力者でアイスランド国会議員であるビルギッタ・ヨンスドッティル氏が8日、CNNに伝えた。
情報提出の対象となったのは、アサンジュ氏のほか、ヨンスドッティル氏、
米軍の機密情報をウィキリークスに漏えいした疑いで逮捕されたブラドリー・マニング米陸軍上等兵、オランダのハッカーなど。
バージニア州の連邦裁判所はツイッターに対し、これらの加入者の氏名、ハンドル名、電子メールアドレス、現住所、接続記録などの、
アカウント関連情報を提出するよう求めたという。
ヨンスドッティル氏は、米当局による個人情報の提出要求は「受け入れがたいものだ」として、米国の弁護士と相談の上、
対応する方針であること明らかにしている。同氏によれば、7日にツイッターから電子メールを受け取った。
メールには、同社が10日以内に当局の要請に対し異議申し立てを行わない場合、要請に応じることになることが書かれていたという。
ヨンスドッティル氏はまた、米政府当局は現在、
アイスランドに居住していると報じられているアサンジュ氏を米国に送還する方法を模索しているのではないかとコメントしている。
米司法当局は、この件に関してコメントしていない。
http://www.cnn.co.jp/world/30001450.html