ひったくり件数全国ワースト1めぐり大阪と千葉がPR合戦 森田知事「大阪に差し上げます」
「ひったくり件数全国ワースト1」をめぐって、大阪と千葉がPR合戦を繰り広げている。
「ええやん」、「大阪もちょっとましになったのかな」などと、
長年続いた不名誉な記録が途切れることを期待する大阪府民。
それは、「ひったくり件数全国ワースト1」。
2009年まで、実に34年連続で続いていた汚名を返上できるかもしれないという。
大阪府の橋下知事は16日、「見通しでしょ? いやー、だめだめ。ぬか喜びしないようにしようと」と述べた。
その大阪に替わる「ワースト1候補」が千葉。
2009年の同じ時期、大阪が千葉を900件以上上回っていたのに対し、
2010年は、逆に千葉が大阪を60件近く上回っている。
現在、ワースト1位の千葉県民は16日、「やっぱり千葉県民としては恥ずかしい」、
「わたしも経験あります。今でも後ろからスクーターが来ると怖いです」などと話した。
2010年も上半期は大阪が上回っていたが、夏を境に拮抗(きっこう)。
10月以降は千葉が大阪を上回り、残るは12月分のデータのみとなった。
橋下知事は、「大阪府民の頑張りと、住民の活動がうまくリンクした」と述べた。
橋下知事は「かばんは、たすきがけにするなど、
府民の皆さんの防犯意識がどうしても必要なんです」と、ビデオメッセージを大阪府のウェブサイトに掲載。
知事のメッセージビデオに加え、防犯カメラの設置費用補助など、
府の対策が功を奏し、2009年に比べ、900件以上の減少となった。
(中略)
一方、尻に火がついた形の千葉。森田知事は「ロッテ日本一、すばらしいですね。
ひったくり日本一、こんな不名誉なこと、返上いたしましょうよ!」と、ひったくり防止DVDで訴えた。
ひったくりの件数は、2009年の同じ時期と比べてほぼ横ばい。
千葉県民は「(日ごろから対策は?)かばんを歩道側に持たない」と話した。
そうした中、千葉県の森田知事は17日午後、「よりいっそう効果のある(PR、対策を)
やってまいりますので。必ず今度のNo.1は(大阪府に)差し上げます」と述べた。
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00189865.html