「電子自費出版ポルノ」をAmazon社が削除
http://wiredvision.jp/news/201012/2010121720.html 米Amazon社は、エロティックな内容の電子書籍の一部について、オンライン・ストアとユーザーのデバイスの両方から削除した。
同社はこのことによって面倒な事態に巻き込まれる可能性もある。
自費出版本の著者であるSelena Kitt氏は先週Amazon社から、自分の書いた小説の1つがAmazon社のコンテンツ・ガイドラインに違反しているとの通知を受け取った。
その後、さらに2つの作品が『Kindle』ストアから突然削除された。
Kitt氏は、Amazon社が選び出した3冊の書籍がすべて「近親相姦を扱ったエロティックな内容の小説」であることに気づいたが、
その後も、近親相姦を扱ったエロティックな小説を書いた少なくとも3人の著者の書籍がAmazon社によって削除されたことがわかった。
Kindleのサポート・フォーラムにはさらに多くの名前が挙がっている。
「私の作品の中に未成年者の性行為を取り扱ったものはなく、私はそのことをすべての物語の中ではっきりと示しているか、または書籍の免責事項にはっきりと記している」とKitt氏はブログの中で述べている。
「私は近親相姦を支持したり許容したりしているわけではない。それはちょうど、連続殺人事件について書くミステリー作家が、殺人を支持しているわけではないのと同じだ」
Amazon社は以前から、販売する書籍について、限られたケースに限って削除することがあると述べている。
具体的なケースとして、クレジット・カードが決済できない場合、司法命令が下った場合、マルウェアであった場合、およびユーザーの許可を得た場合を挙げていた。
非実在の成人2人による近親相姦的行為の物語は、上のどのケースにも当てはまらないように思われるが、それは問題とはならないことなのだろう。
Amazon社の著作者向けガイドラインでは、「有害な」内容は、種類を問わず禁止されているからだ。
以下略