志木市職員募集に全国から637人応募 市名の誤字も
【埼玉】志木市は22日、今月実施した市職員10人程度の募集に対し、637人の応募があったと発表した。
厳しい雇用情勢の反映とみられ倍率は約64倍に達した。
一方、志望動機などに目を通した長沼明市長は「基本的なことができない応募者も目立つ」とぼやいている。
市は今月1日から19日まで、来年度からの正職員を追加募集。青森から福岡までの全国から応募があり、大半は県外からだった。
市は応募者に、志望動機を作文で書かせた。すると「350字から400字」が条件なのに200字程度しかない作文や、
志木市を「市木市」と誤記した作文、段落が全くない作文などがあった。
また5、6人以上が「志木市は大学生が市議の代行をするなどユニークな施策を採っているため応募した」と誤解に基づく動機を書いていた。
インターネット上の百科事典「ウィキペディア」に掲載された誤りをそのまま写したらしい。この誤りは、市職員が手続きをとって削除した。
637人は作文などで約70人に絞られ、12月の筆記試験に進む。最終結果は来年という。【高木昭午】
2010年11月23日
http://mainichi.jp/select/wadai/horidashi/news/20101123mog00m040019000c.html