漫画「弁護士のくず」勝訴確定 著作権侵害認められず
漫画雑誌ビッグコミックオリジナルの人気作品「弁護士のくず」に自分の小説と酷似した部分があり著作権を侵害されたとして、
内田雅敏弁護士=東京弁護士会=が発行元の小学館と漫画家井浦秀夫さんに損害賠償などを求めた訴訟で、
最高裁第1小法廷(白木勇裁判長)は20日までに、弁護士の上告を受理しない決定をした。
著作権侵害を認めず請求を棄却した一、二審判決が確定した。決定は18日付。
昨年12月の一審東京地裁判決によると、ビッグコミックオリジナル2008年1月5日号〜3月5日号は
「弁護士のくず」の「蚕食弁護士」シリーズを掲載。
内田弁護士は、別の弁護士の不正を暴いた実体験を著した小説「懲戒除名“非行”弁護士を撃て」に
登場人物やストーリーが酷似していると主張していた。
地裁は「小説の表現の本質的特徴を感じ取ることはできない」と判断。
今年6月の二審知財高裁判決も一審判決を支持した。
http://www.47news.jp/CN/201011/CN2010112001000264.html