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http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/poverty/1289666064/53 市民より犯罪者優遇?香港初の「エコ刑務所」に怒りの声
2010年11月15日 15:35 発信地:香港
香港で今年8月、初の「環境にやさしい刑務所」の運用が始まった。
「未来の刑務所」として15億香港ドル(約160億円)を投入して建造された羅湖刑務所は、
持続可能性をコンセプトに、5万3000平方メートルの敷地に緑の茂るオープンスペースを設け、エネルギー効率の高い設備を導入した。
屋上には室内温度を下げる効果のある緑化システムを採用、屋根には太陽光パネルを設置し、
自然採光にも配慮。高い天井と大きめの共同室で自然換気を促進させる。
当局は、香港での刑務所の過密化対策として、
より人間的な生活環境を女性服役者約1400人に提供することが目的だと説明している。
■環境建築賞を受賞・・・市民は憤慨
この「エコ刑務所」は前週、環境建築賞を受賞した。ところが、これをきっかけに、地元住民から批判や怒りの声が上がっている。
世界で最も人口密度が高い都市の1つでもある香港では、老朽化した過密な集合住宅に
暮らす人びとが多い。にもかかわらず当局は、刑務所には健康的な生活環境を提供して
おきながら、700万人の地元住民の生活環境を向上させる努力を怠っている、というのだ。
香港の英語日刊紙サウスチャイナ・モーニング・ポストは、「エコ刑務所がさらけ出した政策優先の不手際」と題する社説を掲載。
「犯罪者が先進的な環境設備の恩恵を受け、法を順守している市民が生活環境や労働環境において妥協を余儀なくされている」と批判した。
また同紙読者も、新刑務所への怒りを投書で表明している。(c)AFP
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/environment/2775347/6465777