珍事発生! 夢遊病者が自分を撃って目を覚ます
米コロラド州の男性が、夢遊病の影響でトンでもない事故をしでかした。彼はなんと自分で自分を拳銃で
撃ってしまったのだ。その銃撃音で目を覚まし、病院に担ぎ込まれたという。幸い命に別状はないとのことだ。
コロラド州ボールダーに住むサンフォード・ロスマンさん(63歳)は、10月26日の早朝にドンという銃撃音を
聞いて目を覚ました。目覚めると同時に足に激痛が走るのを感じたという。足を見ると、銃弾を受けて血
まみれになっている。そしてすぐそばに拳銃が落ちていた。彼は何が起きたのかさっぱり分からなかった。
すぐに警察を呼び、近くの病院へと搬送されたのだ。
捜査に当たったポール・レイチェンバック巡査は、「おそらく自分で自分のひざを撃ったのではないか」と
推測している。「彼は普段から、酒や禁止薬物を使用していない」として、夢遊病が原因でこのような珍事が
発生したと考えているようだ。幸い命に別状はなく、すでに治療を終え自宅へと帰ったという。
夢遊病は正式には「睡眠時遊行症」と呼ばれている。睡眠中に発作的に起こる異常行動で、無意識の状態で
起き上がったり歩きだしたりするという。ひどい場合にはパソコンを使ってメールを送信したり、誰かれ構わず
性行動を起こしたりと非常に厄介な病気だ。さらに問題なのは、行動している間の記憶がまったくないことである。
今回のロスマンさんも、自分が撃ったのかどうか記憶していない。
いずれにしても重傷でなくて本当によかった。またこのようなことがないように、拳銃は厳重に保管した方が
良いのではないだろうか。
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