米AMDは21日(現地時間)、「Radeon HD 5000」シリーズの後継となるGPUの最初の製品として「Radeon HD 6800」シリーズを発表した。
Radeon HD 6000シリーズは、「Northen Islands」のコードネームで呼ばれてきた製品で、 今回発表となるRadeon HD 6870および同6850には「Barts」というコードネームが与えられている。
Bartsのシェーダー部分に関する基本的アーキテクチャはRadeon HD 5800シリーズと共通だが、 その位置づけは、5800シリーズの性能をより安価な価格で提供することにある。 そのため、Bartsでは基本アーキテクチャの改善/強化を行なっているものの、シェーダ数は削減されている。
具体的にはBartsは150〜250ドルの価格帯の製品となり、発表当初300〜400ドル程度だった5800シリーズより引き下げられる。 AMDの説明によると、この150〜250ドルの価格帯というのは、伝統的にRadeon HD x800シリーズに割り当てられていたものだったが、 5800シリーズのみが例外的に高価格な製品になってしまったのを、もとのラインに戻したのだという。