住生活G、横浜買収で初の会見 潮田会長は本拠地移転に含み
プロ野球・横浜の買収を検討している住宅設備最大手、住生活グループの潮田洋一郎会長(56)が12日、初めて買収に関する公式会見を行った。
潮田会長は「現在、トステム、INAX、サンウエーブの3つのブランドは知名度が90%を超えているが、それらが同じ経営グループだということが認知
されていない」とグループの認知度の低さを指摘。新たに立ち上げた統一ブランド「リクシル」を「トステムなどと同程度に認知させるにはおそらく、
400億円程度の宣伝広告費を投入しなくてならない。仮に球団をわれわれのグループに迎えることができれば、非常にスピーディーにそれだけの水準
に達する」と述べ、知名度アップが主目的とした。
ただし、懸念材料はプロ野球史上最悪の3年連続90敗を喫した横浜の弱さ。グループの求心力となる「シンボリックな意味合いを持つためには、
強くなくてはいけない。現状、必ずしもそういう状態ではない。どうしたら球団が強くなるかは全く未知数」と話した。
また、買収後の本拠地については「(交渉で)特に制約はないという前提で考えている」と、横浜からの移転にも含みを持たせた。
一方で、「ビジネスに私情を持ち込むべきではないが、子どものころから(前身の)大洋ホエールズのファンで、秋山(登)選手とかいい選手がおられて、
今のベイスターズにもいい印象を持っている」と、球団への愛着も明らかにした。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101012-00000005-ykf-spo