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宇宙組成の95%がダークマター・ダークエネルギーであることを発見した「WMAP」運用終了

マイクロ波観測衛星「WMAP」の運用が終了
2010/10/08(金) 23:38

拡大写真
http://news.searchina.ne.jp/2010/1008/it_1008_023.jpg

 米航空宇宙局(NASA)は10月6日、マイクロ波観測衛星「WMAP(ウィルキンソン・マイクロ波異方性探査機)」
の運用が終了したと発表した。

 WMAPは宇宙背景放射探査機「COBE」の後続機として、2001年6月30日に打ち上げられ、太陽と地球系の
ラグランジュ点L2で、高い精度でマイクロ波背景放射(CMB)の観測を続けた。WMAPのデータを分析すること
によって、宇宙の年齢が137億5000万歳であることや、宇宙の組成の4.6%が通常物質、23%がダークマター、
72%がダークエネルギーであるなどの成果が得られ、ギネスブックにも掲載されている。

 WMAPからの最後のデータは2010年8月20日に受信され、WMAPは9月8日にエンジンを点火し、ミッション軌道
を離れ、太陽を回るパーキング軌道に投入された。

 「私たちは2001年に探査機を打ち上げ、初期の目的よりもはるか多くの成果を達成しました。そして今、衛星の
オペレーションを終える時が来ました」

 WMAPのミッションについて、実験責任者でジョーンズ・ホプキンス大学のチャールズ・ベネット氏(Charles
Bennett)はこのように述べた。[写真=NASA]

http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2010&d=1008&f=it_1008_023.shtml