【ワシントン時事】
アフガニスタンでの反政府勢力タリバン掃討作戦の一環として、米軍が主導する
パキスタン北西部への無人機による攻撃をめぐり、米・パキスタン関係が急速に
冷え込んでいる。タリバン掃討作戦を進める上でパキスタンの協力は不可欠であり、
関係悪化による作戦への影響を懸念する声も出ている。
米国は最近、アフガンと国境を接するパキスタン部族地域への無人機による攻撃
を強化。部族地域に潜伏する武装勢力を狙ったもので、AFP通信によると9月3日
以降、24回にわたり攻撃を繰り返し、140人以上が死亡した。
パキスタン政府は、無人機攻撃で多数の市民が巻き添えになっていると主張。米軍
への反発が強まる中、9月30日にはアフガン駐留の北大西洋条約機構(NATO)軍
ヘリコプターがパキスタンに越境し国境警備施設を攻撃、パキスタン兵3人が死亡した。
パキスタン政府は攻撃への報復措置として、NATO部隊への補給路の一部を封鎖。
4日には、NATO部隊に燃料を運んでいた車両などが武装勢力の攻撃を受け、3人が
死亡した。(2010/10/06-15:32)
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2010100600542 関連
NATOのヘリがパキスタン国境警備隊を誤爆
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/poverty/1285863041/