スレタイ
洗濯の際のこだわり
本文
『男の選択』じゃなくて、『男の洗濯』です。
タイトル通り、男性向け洗濯指南のムックなわけだが、あえて「男の」とつけるところから、こだわりポリシー感が伝わってくる。
表紙を開くといきなり1ページ目から、白バック文字だけで、「愛用品は、自分で洗う。」というお言葉が出迎えてくれる。男たるもの、洗濯にもこだわりをもたないといけない。そんなかんじです。
このこだわり感、さすがバイクやアウトドア、ライフスタイルなど、趣味性の高い書籍や雑誌を多く出版する「エイ出版」の刊行物ならでは。独自の美学に包まれています。
「ようやく手に入れたお気に入りの服」「休みの日も洗濯三昧。(中略)シワひとつないのに袖を通すのは最高だ」と、見出し/キャッチコピーもスタイリッシュだ。
日ごろ、全自動洗濯機に放り込んでスイッチピッですませている身としては、日常行っている家事としての「洗濯」と、ここで紹介される「洗濯」は、全く別の行為のようにすら思えてくる。
洗濯って、カッコイイ、ちょっとそんな気になったりして。
この「男の洗濯」で、洗い方を教えてくれるアイテムは、実に多岐にわたっている。
デニムやTシャツなどの基本アイテムから、レザーやダウン、MA-1にアロハにフリース、さらにはボーリングシャツやミリタリーにヒッコリー、ナイロンパーカーも、全部アイテム別にこだわって、洗う。もちろん洗い方だけではない。
上手な干し方やアイロンのかけかた、それからシミの落とし方に、洗剤や洗濯オススメグッズの紹介など、よくぞ「洗濯」だけで150ページ弱、ここまでやってくれました、という突き抜け感でいっぱいだ。
実に奥が深い、洗濯の世界。
今度のお休みは、ちょっとだけこだわって、「男の洗濯」。そんな過ごし方も、ちょっといい。(太田サトル)
http://www.excite.co.jp/News/bit/E1285921799384.html http://image.excite.co.jp/feed/news/Excite/bit_book/2010/E1285921799384_1_s.jpg