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番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です:
扶桑の小汚い診療所に一台の車が到着する
「誰?また近所のおばあちゃん?今日はもう診察終わりましたよ」
「宮藤・・・私だ」
「・・・・さ、坂本さん!?」
「今まで何で来なかっったんですか!3年も!シールドが使えなくなって、魔法力をを失くしても、あなたを助けたのは誰ですか!
今ごろノコノコ来て私を笑うつもりですか?坂本さんの顔なんか見たくないです!いますぐ出て行ってください!さあ!何とか言ったらどうですか!」
「あの時はすまなかった・・・・これ、お前の勲章と退職金。渡しに来ただけだけだから。じゃ・・・」
車に戻ろうとする坂本を杖を突きながら追う宮藤が勲章の箱につまずき転ぶ
「ま、待ってください!出て行けなんてウソです!ごめんなさい!行かないでください!
3年前のことなんてもうどうだっていいんです!坂本さん!私も一緒に連れて行ってください!もう一度みんなと飛びたいんです!」
這いながら泣きじゃくる宮藤を振り返らず坂本は車に乗り込む
「よかったのか?美緒」
運転席の土方がつぶやく
「いいんだ、荷物を届けただけだから」と言い後部座席の坂本は窓越しの悲鳴を聞きながら涙を流した
車は二人の愛の巣へとひた走る