★☆★ スレ立て依頼所[100917] ★☆★

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富野が初音ミク批判

富野「それはそう。僕は音楽については素人だからよくわからないけど、みんなの耳が良くなりすぎちゃって
いるというのと、デジタル技術の発達したことで、誰でも簡単に音楽が作れちゃうようになってしまったでしょ。
でもさ、音楽っていうのはそれほど簡単なものではないと考えれば、『火の鳥』のイーゴリ・ストラヴィンスキー
の域にまで戻る、そこまでの作り込みをやっていくしかないのかなって、ポップスであってもねとは考えます。
今、自分が思いつくあらゆる手法を駆使する以外ないと思うんだよね。ただあらゆるものを統合していくといい
作品ができるかというと、それは嘘です」

石川「いろんなものを作り上げていって、作品にする時に今度は余分なものをそぎ落としていく、マイナスの
作業は必要ですよね」

富野「どうやってそぎ落とすかというと、その曲のテーマに関して、そこまでいるのかいらないのかということを、
考えなくちゃいけないと思うんだよね。それがなされていないから、僕には今の音楽がみんな同じように聞こえ
ちゃう。鮮やかなんだけど、それは創作ではないんじゃないってね。初音ミクの音楽とかさ」

石川「あんな高い声では歌えないし、あんな早くは歌えない(笑)」

富野「芸能っていうのは、単純に音楽を聴かせるっていう甘っちょろいもんじゃなくて、感覚的にも生理的にも
心に響くものなんだよね。忌野清志郎さんの音楽って、僕は聞き続けてきた人間ではないし、好きだったわけ
じゃないけど、彼が亡くなられた後にちゃんと詞と曲を聴いてみて、正直かなりショックだった。ここまで組み立てる
んだ、ここまで物語コンセプトがあるんだってことにね。それで、『あなたは頑張ったよね』って認められるんだ、
なるほど、あれだけ支持される理由もわかる。となれば、あのレベルまでは最低、頑張らないとさ」

http://www.jvcmusic.co.jp/chiaki/special/