掘り出しニュース:ゾウ:62歳まで生きた「ウメ子」、銀幕によみがえる 在りし日を映像集に
◇25日から小田原映画祭、オープニングで披露
【神奈川】国内最高齢の推定62歳で昨年9月に天寿を全うした小田原動物園(城址公園内)のアジアゾウ「ウメ子」が、25日から始まる
「小田原映画祭」のオープニングセレモニーで在りし日の姿を銀幕によみがえらせる。市民らから公募したウメ子ゆかりの写真
、8ミリ、ビデオを25分の映像集に仕上げ、動物園にいたライオンなど懐かしいシーンも見られる。【澤晴夫】
ウメ子の映像集は映画祭実行委員会のNPO法人「おだわらシネマトピア」(石塚義孝理事長)が市民らから公募した。最も古いものは74年10月の8ミリ映像で、
ウメ子が死ぬ5日前に撮影した写真もあり、年代順に「小田原城のウメ子さん ファンが残してくれた宝物」としてまとめた。
ウメ子は1950年に小田原にやって来てから半世紀以上にわたり市民や観光客らに親しまれた。映像集には長年、飼育に携わってきた小田原市
観光課の二見典克さん(44)が仕事の合間に撮影した映像も含まれている。「勢いよく放水した愛嬌(あいきょう)たっぷりのウメ子さん」といったエピソードも寄せられ、
実行委委員長で俳優の、阿藤快さんが自らナレーションを務める。
映画祭は25日から10月3日まで、城址公園内の銅(あかがね)門を中心に小田原コロナシネマワールド(同市前川)などで小田原ゆかりの映画や
「ミニミニムービーコンテスト」入選作品を上映、無料の街かど上映会もある。
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20100916mog00m040019000c.html