3人に1人の母親が「虐待をしたことがある」
3人に1人の母親が「虐待をしたことがある」育児の相談をするのは夫より“ママ友”の理由
http://diamond.jp/mwimgs/2/c/354/img_2ce47e9e75f6271dba7df7d9d51ab9619377.gif 虐待や産後うつなど、育児を巡るニュースが取り沙汰されるなか、
「3人に1人のママは、『虐待をしたことがある』と感じている」という衝撃的なアンケート結果が発表された。
子どもに暴力行為をした母親「1人育児に疲れて……」
アンケートによると、「虐待をしたと感じたことがある」と答えた母親は全体の33.7%。
暴力行為などを行ったことがあるかを複数回答で聞いたところ、「加減をして叩いた」ことがある母親は771人、
「子どもが傷つくような言葉、存在を否定するような言葉を言った」が403人、「加減をせずに感情にまかせて叩いた」が250人などの結果となった。
どの行為もしていないと答えた母親は1103人中、わずか174人だった。
もちろん、多くの母親が良かれと思ってこういった行為を行っているわけではない。フリーワード回答で寄せられた言葉の中には、苦悩する母親たちの姿が垣間見える。
「8ヵ月の子どもが泣いているのを無視して家事していた。こうやってネグレクトにつながるのかと思いました。
1人育児に疲れてイライラして逃れたい気持ちは、たぶんみんなあると思います」
「1人で家にこもり、感情をおさえられなくなっていた。その場にあたる相手が子どもしかいなかった」
「言葉だけでも子どもは理解してくれたのかもしれない。
ただその時は私1人で子どもとの中に入って止めてくれる人がいなかった。私は心の中で『誰か助けて!止めて!』って叫んでいた記憶がある」
同社の統括マネージャー宗像陽子さんはアンケートの結果を見て、「日常的に虐待を繰り返している例が多いわけではないが、多くの母親が感情にまかせて手を出し、
『これが続けば虐待になってしまう』と虐待の入口にたたずんで呆然としている様子がうかがえた」とまとめている。
http://diamond.jp/articles/-/9146