「みねこ」「すずこ」のウンコから紙を作るイベント

　【茨城】ゾウのうんちを利用して紙作りを体験してもらおうと、日立市宮田町のかみね動物園で
「ゾウさんペーパー教室」が開かれ、親子連れなどが人気者のゾウ「ミネコ」「スズコ」のうんちを原料に紙作りに挑戦した。

　夏休みのイベントとして初めて催された。
ゾウの餌は、主に牧草やサツマイモ、ニンジンなどで、１頭で１日約１００キロの便を出し、大半が繊維質という。
参加者たちは、ゾウのうんちを掃除したり、餌をあげるなどしてゾウと触れ合った後、紙作りに挑んだ。

　作業は、繊維質を煮て消毒後、牛乳パックとミキサーで混ぜ、型に流し込み、すいた紙をアイロンで乾かす方法。
もちろん、紙ににおいはない。

　「夏休みの思い出に」と祖母と参加した水戸市の小学１年、関口稀胤君（６）は、
はがき大の完成した紙を手にして「ざらざらしている。とてもおもしろかった」と話していた。

　同園では「自然素材で作った紙はとても素朴です」と話していた。１１日も開かれる。【臼井真】

http://mainichi.jp/select/wadai/horidashi/news/20100806mog00m040019000c.html

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