おまえらの母校出身の有名人教えろ
街角:モスクワ 宇宙飛行士の「母校」
モスクワ近郊にある「星の町」。名前の通り、宇宙飛行士の訓練施設が集まる町で、
教官やエンジニア、家族ら7000人が生活する。敷地内には学校からスーパー、郵便局までそろう。
だが、町が開かれてから50年を迎え、多くの建物に疲れが目立ち、宇宙事業という華やかさとは無縁だ。
宇宙飛行士の野口聡一さんも、この町で訓練を受け宇宙へ出発した。
ここでは真冬になると、太陽が顔を出さない日が何日も続く。これといった娯楽施設もない。
それでも、野口さんには宇宙での日々を夢見て、汗を流した思い出がある。
苦労に比例するように愛着が深いのだろう。6月に宇宙から戻った後、町を訪れた野口さん。
「卒業した小学校を訪れるような懐かしさがある」と感慨深げだった。町の人も列をなして、出迎えてくれた。
一方、この町ならではの悩みもある。多くの宇宙飛行士が、数カ月単位で留守にする。
あるロシア人飛行士は、自家用車を他人のスペースに駐車したまま、宇宙へ飛び立った。
「半年は彼の車が置きっぱなしだ」。住民の一人がぼやいていた。
http://mainichi.jp/select/world/news/20100808ddm007070064000c.html