[モスクワ 5日 ロイター]
ロシアのショイグ非常事態相は5日、同国西部で被害が広がっている森林火災を封じ込めなければ、
1986年にチェルノブイリ(現ウクライナ)で起きた原発事故により放射能に汚染された
ブリャンスク地域で、放射性物質の拡散が懸念されると述べた。
ショイグ非常事態相は、国営テレビに対し
「火災によって放射性物質が(大気中に)舞い上がり、汚染地域が広がる恐れがある」と説明。
ただ、それ以上の詳細には言及しなかった。
また同相は、これまでにブリャンスク地域の2カ所で火災が発生したが、すぐに鎮火したと明らかにした。
ゴリコワ保健社会発展相によると、今回の森林火災による死者は5日までに50人に増加。
猛暑は来週にかけて続く見込みで、6日には最高気温が40度を記録すると予想されている。
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPJAPAN-16672620100806