★☆★ スレ立て依頼所[100803] ★☆★

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31 番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です
スレタイ:自意識型オタクの終わり ニュータイプの登場 【嫌儲朝生シリーズ】

ソース:
自意識型オタクの終わり 宇野常寛(評論家)
ttp://www.geocities.jp/wakusei_2nd/taishou33.html

このことはまさに今年のアニメ作品のヒット状況を振り替えると分かりやすいでしょう。
オールドタイプVSニュータイプという構造がハッキリと見て取れるのです

オールドタイプに位置するのが「天元突破グレンラガン」「電脳コイル」「河童のクゥの夏休み」
ニュータイプに位置するのが「らき☆すた」「School Days」「ひぐらしのなく頃に」をはじめとする美少女系アニメですね。
(厨略)
そして、恐ろしいことに、オールドタイプ作品はニュータイプ作品を敵視して、おそらくは
「軽薄な萌えアニメが蔓延するこの時代に対して抗い、子どもたちに真に優れたアニメを」という意識を
持っていたにちがいないのですが、後者はそうしたオールドタイプに対し何の感情も抱いてはいない。
後者はそんな敵愾心とは無縁に自らの天才をもって自由奔放に作品を送り出しているのです。
(厨略)
そして、この現象はこういったオタクの恨み、コンプレックスが強度のある表現を生むという
時代にようやく終りを告げたともいえます。
岡田斗司夫はオタク文化の強度を”濃さ” に求めました。そして、その濃さとは世間とのギャップから
由来するものでした。自分達は疎外されている、でもだからこそたどり着ける真実があるんだという思想です。
こういった「マイナーだから正しい」という発想はもう通用しないと私はこれまでも訴えてはいましたが、
今年のアニメ、ひいてはオタク文化の流れは完全にこういう思想を殺したといって差し支えがないでしょう。
それは祝福すべき時代の到来でもあります。それは広くどんな人間にでも楽しめる内容にしよう
という姿勢をもってきちんと他者と向き合った作品がちゃんと評価される時代です。

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