子ども手当担当局長を降格=幹部人事を内定−長妻厚労相
長妻昭厚生労働相は22日、伊岐典子雇用均等・児童家庭局長を独立行政法人労働政策研究・研修機構に出向させ、
後任に高井康行医薬食品局長を起用する幹部人事を内定した。伊岐氏は民主党マニフェスト(政権公約)の目玉施策である
子ども手当の担当局長。長妻厚労相は同制度導入をめぐり、伊岐氏の対応に不満を持っていたとされる。
伊岐氏は研究職に就く予定。局長経験者の出向先としては異例で、事実上の左遷人事となる。長妻厚労相は「役所文化を
変える」として、前例にとらわれない大胆な人事の断行を宣言していた。
一方、高井氏の後任には間杉純政策統括官(社会保障担当)が回り、その後任に香取照幸官房審議官が昇格する。
上田博三健康局長は勇退し、後任に外山千也防衛省衛生監を充てる。
長妻厚労相は既に水田邦雄事務次官の勇退と、その後任に阿曽沼慎司医政局長を昇格させる人事を内定している。
阿曽沼氏の後任には大谷泰夫官房長、大谷氏の後任には岡崎淳一総括審議官を回す。(2010/07/23-01:38)
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