アイシェアは2010年6月29日、テレビにおける「特定キーワードを露出しての検索誘導CM」に関する調査結果を発表した。
それによると調査母体においては、テレビCMで「詳しくは○×で検索を」という表示が最後になされ、インターネット上での
検索・特定ページへの誘導を行う手法について、実際に検索をした経験がある人は14.6%に留まっていることが分かった。
一方、CMで商品を見て気にかかることがあり、該当されるキーワード以外で検索した人は半数近くに達していた(【発表リリース】)。
今調査はアイシェアが2010年6月9日から6月14日の間、無料メール転送サービスCLUB BBQの登録会員
(携帯電話による個人認証を利用したもの)に対して行ったもので、有効回答数は494人。男女比は52.8対47.2で、
年齢階層比は20代29.6%・30代33.2%・40代37.2%。
それでは実際に、「これまでに一度でも」テレビCMで指定されたキーワードを使い、実際に検索してみた経験はあるか否かについて尋ねたところ、
検索経験ありとする人は14.6%に留まっていた。
最近のCMでは「○○○で検索」という表示を最後に出すものが多くあります。これまでに、このようなCMを見て「○○○」のワードで検索したことはありますか
http://www.garbagenews.com/img10/gn-20100630-03.gif 14.6%という値をどのように評価するかは微妙なところだが、携帯電話利用者を調査母体とした結果でも、この数年間における数字としては、
決して悪くないといえる。ただし今件は「検索したか」であり、「検索したあと企業側が望むページを閲覧したか」では無いため、
「テレビCMが想定したページにたどりついた」率ではさらに低いものとなることに留意が必要。
他方【テレビと相性の良いケータイ検索・目当ては「タレント」と「お店」】などにもあるように、特に携帯電話と相性のよい
「テレビCM全体と検索との関連」については、半数前後が「経験あり」としている。
「○○○で検索」の表示があるCM、ないCM問わず、CMで商品を見て気になり「○○○」のワード以外で検索したことはありますか?
http://www.garbagenews.com/img10/gn-20100630-04.gif 全文
http://www.garbagenews.net/archives/1447036.html