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「はやぶさ」で培った技術の風化はすでに始まっている


「はやぶさ」帰還 喝采の陰で忍び寄る「成果の風化」
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 地球帰還の熱も冷めやらない16日、国の宇宙開発委員会は文部科学省(東京・霞が関)で、プロジェクトの責任者である
宇宙機構の川口淳一郎・はやぶさプロジェクトマネージャから報告を受けた。「14日から管制室は真っ暗です。企業関係者もまったくいません」――。
川口マネージャの説明を聞いていた委員会の委員たちは一様に驚いた。はやぶさが無事帰還したことで、はやぶさを操作した運用班は事実上、解散したのだ。
「はやぶさで培った技術の風化はすでに始まっている」と川口マネージャは語る。

 はやぶさの後継計画はあるにはある。だが、政府は厳しい財政状況から昨年の事業仕分けなどで後継計画を縮小。
10年予算は3000万円で、後継探査機の製造には至っていない。ところが、菅直人首相は15日の国会で、後継計画の予算化に前向きな発言をした。
一体、政府は後継計画をどう考えているのだろうか。

 宇宙開発は1プロジェクトの予算規模が大きい。はやぶさプロジェクトも130億円を投じている。財政事情を考えれば、
日本は取り組むべきプロジェクトを絞らざるを得ない。はやぶさの後継計画についても、中長期的な日本の宇宙開発戦略の中で
どのように位置付ける考えなのか、政府はきちんと説明する必要がある。国民的関心の高さに任せて予算を増やすのでは人気取りにすぎない。
p1http://www.nikkei.com/tech/trend/article/g=96958A9C93819595E3E5E2E2908DE3EAE2E4E0E2E3E2E2E2E2E2E2E2;p=9694E3E7E3E0E0E2E2EBE0E2E3E2
p2http://www.nikkei.com/tech/trend/article/g=96958A9C93819595E3E5E2E2908DE3EAE2E4E0E2E3E2E2E2E2E2E2E2;df=2;p=9694E3E7E3E0E0E2E2EBE0E2E3E2

日本に到着した「はやぶさ」のカプセルを収納したコンテナ(17日夜、羽田空港)
http://www.nikkei.com/content/pic/20100621/96958A9C93819595E3E5E2E2908DE3EAE2E4E0E2E3E2E2E2E2E2E2E2-DSXBZO0946386018062010000001-PB1-3.jpg
「はやぶさ」を支えた技術・システムと担当企業
http://www.nikkei.com/content/pic/20100621/96958A9C93819595E3E5E2E2908DE3EAE2E4E0E2E3E2E2E2E2E2E2E2-DSXBZO0922578015062010I00003-PB1-4.jpg