たなかさん、押し花で世界獲った

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神戸・たなかさん 押し花 世界が認めた
「さらに芸術性を」 仏公募展の永久会員に

 神戸市中央区の押し花アーティスト、たなかみずえさん(51)が世界最古の仏国際公募展「ル・サロン」で、
「押し花アート」分野2人目となる永久会員に認定された。たなかさんは同展に世界で初めて同アートを出品した先駆者。
15年以上にわたり、自分の作風を模索し続けた末の快挙で、「自分の好きな作品を世界的に注目される場で発表することで、
押し花アートの芸術性をもっと高めたい」と話している。(川添響子)

 「ル・サロン」は1667年に始まり、ドガやモネ、ルノワールなどの有名画家を輩出。仏政府指名の美術大教授や芸術家らによる
厳しい審査で知られる。永久会員になるには、入選3回で申請資格を得て、未発表の7作品の審査が必要となる。認定されると自由に出品できる。

 たなかさんは神戸市出身。20歳代で講師資格を取得し結婚後、自宅でフラワーアレンジメント教室を開講していた。
押し花アートとの出会いは約15年前。生徒からの要望もあって結婚式で使うブーケを押し花にしたところ、色やデザインの仕方で
華やかになる魅力に気づいた。花びらなどで絵を描く「コラージュ」や、花の組み合わせで画面をデザインする「アート」作品の制作にのめり込んだ。

 「押し花アートをもっと広めたい」。日展や二科展などに出品を問い合わせたが、「押し花は手工芸」と断られた。海外へ目が向いた。
押し花作品は欧州にはなく、高い評価を受けた。当時のル・サロン会長から直々の勧めもあって2002年に初出品。
源氏物語の「朧月夜(おぼろづきよ)」の一場面を描いた作品が入選すると、国内作家も後に続いて応募した。

 翌年も入選したが、その後5年間は落選が続いた。色味の渋い「わびさびが感じられる作品が好み」だったが、あえて今まで使ったことのない
赤をベースに、大人の女性の激しい恋を表現した。新境地の開拓が功を奏し昨年11月、3度目の入選が決まった。7作品を応募して今年1月、
永久会員を手にした。
続き http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hyogo/news/20100615-OYT8T00032.htm

依頼89
http://www.yomiuri.co.jp/photo/20100615-811778-1-L.jpg
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