北朝鮮、キムジョンイル総書記の後継者が金正銀に改名
「正雲」から「正銀」に改名―金総書記三男
07年〜09年、後継準備へ縁起かつぎ?
【ソウル上田勇実】北朝鮮の最高指導者・金正日総書記の三男ジョンウン氏の本来の名前は「正雲」で、後継準備の一環として「正銀」に改名されたことが分かった。
韓国の情報当局筋が8日、本紙に明らかにした。
ジョンウン氏の名前の表記をめぐっては、当初は「正雲」と伝えられていたが、近年は「正銀」が正しいとの見方が広がっている。
同筋によると、有力な後継者として浮上しているジョンウン氏の名前に関し、側近らが四柱推命で運気を見たところ、「雲」は悪かったので「銀」に変えられたという。
改名の時期は金総書記が脳卒中で倒れ、健康不安を抱えるようになった時期を前後した2007年〜09年の間で、改名は縁起かつぎのためだった可能性がある。
北朝鮮では金総書記が「金正一」→「金正日」、またその父親である故金日成主席も「金成柱(金聖柱)」→「金一星」→「金日成」とそれぞれ改名しており、
最高指導者の改名は珍しくない。金主席の改名について同国の公式伝記には、当初「一星」の字が当てられていたが、「星では足りない、太陽でなければならない」という理由で「日成」に改名されたと記されているという。
今後、ジョンウン氏が正式に後継者に決まった場合、追加の改名がなければ「金正銀」の名前で登場することが予想される。
2010/6/8 19:10
http://www.worldtimes.co.jp/news/world/kiji/100608-191037.html