女性店員による暴力が深刻化
殴る、あおる、体だけ大人のイタい女性たち
【トホホ取材記】暴力でコトを済ませようとする女性の事件が頻発している。6月7〜8日にかけ、ヒ
リヒリするような気持ちに襲われながら2つの事件を取材した。
7日、石川県警金沢西署に傷害の疑いで逮捕されたのは、福井県福井市の飲食店店員の女(2
5)。同署などによると、5月4日に自身が女性側の幹事を務める合コンのため、福井市から石川県
金沢市まで、知人女性とその友人を引き連れ女性計3人で意気揚々と遠征した。金沢市内の居
酒屋で男性3人と合流し、計6人で合コンを楽しんでいた。 男女6人の思惑が居酒屋でどう交錯
(こうさく)していたのかは知るよしもないが、ここまではどこにでもある楽しい話である。
しかし19歳の女性が「終電が間に合わないから私そろそろ帰る」と水を差すような発言をしたこと
で空気が一変してしまった。これに立腹した女は「ちょっと来いや」と居酒屋のトイレに女性を連れ
込んで「楽しくしているのにシラけるやないか」と顔面にパンチを見舞った。
そして8日、暴力行為法違反教唆で警視庁少年事件課と町田署の共同捜査本部に逮捕された
のは、東京都町田市の飲食店従業員の母親(37)。中学1年の娘(次女)が、在籍している町田市
立中の教諭らから生活指導上の注意を受けたことを愚痴ると、「学校がうざいならぶっ壊してきな」
などと、母親以前に、人としてあり得ない“アドバイス”を与えた。
何かというと暴力で相手をねじ伏せようとするトホホな輩が増えているように感じる昨今だが、殴る
ほうも殴られるほうも、暴力に頼る人たちを見聞きしているこちらも、一番痛いのは「心」である。
(佐藤)
http://www.sanspo.com/shakai/news/100609/sha1006091312020-n1.htm