牛に関するご当地B級グルメをPRする地域がネットワークを組む「県境なき牛団」なるチームがこのほど、動き始めた。
兵庫県からは、高砂市の「にくてん」が加盟。関係者は「口蹄疫問題でダメージを受けている和牛の消費アップにつながれば」
とエールを送る。(増井哲夫)
鳥取県でホルモン焼きそばなどをアピールする市民組織が発起人となり、「牛」に関連した食文化を全国に広めようと企画。
5月、同県の地域振興助成金の対象に採択された。
各地の牛系B級グルメ関係者に呼びかけたところ、「高砂にくてん喰わん会」、青森県の「十和田バラ焼きゼミナール」、
岡山県の「津山ホルモンうどん研究会」、広島県の「備後府中焼きを広める会」などが賛同。佐用町の「ホルモン焼きうどん」
の関係者にも打診中だ。
高砂の喰わん会は「各地と連携を深められ、知名度アップにもつながる」と歓迎。7月末に鳥取県岩美町で開かれる
「岩美駅開業100周年記念イベント」に、にくてん屋台を友情出店する。
牛団は夏ごろに、インターネットの公式サイト「ウシペディア」を立ち上げ、全国の牛系B級グルメを紹介する。
また、牛食文化に関する研究や和牛生産者との交流会、「全国B級牛食選手権」の開催も検討している。
代表の河下哲志さん(57)は「今後さらに参加を呼びかけ、地域の牛食文化の魅力とパワーを広く発信したい」と話した。
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