■ 株価急変に取引中断システム…米ナスダック
【ニューヨーク=小谷野太郎】
ナスダック店頭市場を運営する米ナスダックOMXグループは2日、
株価が急変動した際に取引を一時中断する「サーキット・ブレーカー制度」を導入すると発表した。
ナスダックは、「投資家と上場企業を保護するため」としている。
ナスダックの新規制は、同市場に上場するすべての個別銘柄が対象で、今年7〜9月にも導入したい考えだ。
取引価格が1・75ドル以下の場合は15%以上、1・75超〜25ドル以下は10%以上など、
30秒間で一定以上の価格変動があった場合に取引を一時中止する。
米証券取引委員会(SEC)などは、米株式市場で5月6日の取引時間中に起きた株価暴落を受け、
「米S&P500種株価指数」の採用銘柄を対象に、取引の一時中断を試験的に採用する方針を発表している。
ナスダックはこれとは別に独自の基準で導入する。
(2010年6月3日17時42分 読売新聞)
ttp://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20100603-OYT1T00842.htm