「UFOキャッチャー」でエサあげよ
■チンパンジーと連携プレー
池田動物園(岡山市北区)で21日、来園者が間接的にエサを与え、チンパンジーの賢さを目の当たりにできる遊具が完成した。
小型クレーン付きの「UFOキャッチャー」を利用した「チンパンジーなかよしToy(トイ)ッチヤ―」(3回500円)を開発。
来園者はクレーンを操作してリンゴなどをつかみ、円柱形のエサ箱に入れる。
チンパンジーは、箱の側面の穴から竹の棒を入れ、底の穴に落としてエサにありつく仕組みだ。
実際にエサをあげた岡山市北区の原帆希(ほまれ)ちゃん(3)は「チンパンジーは大きくて、楽しかった」と喜んでいた。
園には、かつて木下サーカスで活躍したメスのルビー(37歳)など3頭がいるが、
ふだんは朝、エサを食べた後、夕方までじっとしていることが多かった。
チンパンジーとヒトが共通の祖先からわかれたのは約600万年前という。
河田純司飼育課長は「3頭の間で探り合いや譲歩の駆け引きもある。人間に一番近い動物の魅力を感じてほしい」。
利用は午前10時からエサがなくなるまで。問い合わせは同園
竹の棒を使ってエサを穴に落とそうとするチンパンジー。ちゃんと落として完食していた=岡山市北区
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