五反田電子商事は19日、iPadを使ったリアル店舗向けの販促ソリューション「ミライタッチ for iPad」を発表した。取り扱い商品の詳細情報を来店者に提供することで、売り上げが減少傾向にある というリアル店舗の販売活性化につなげるのが狙い。スーツなどを販売するアパレルブランドの ニューヨーカーが導入することが決まっている。
「ミライタッチ for iPad」は、リアル店舗とオンラインショップを並行して展開している企業を 対象に提供する。リアル店舗では商品の実物を見て購入するかどうか決められるメリットがある一方、 大型店などでは店内にある購入目的カテゴリーの商品をすべてチェックしてから購入商品を決めるこ とが難しいという物理的なネックがあった。また、顧客への商品情報の提供なども店員のスキルに 頼っていた面があるという。
「ミライタッチ for iPad」では、検索機能や新着情報、売れ筋ランキングなど、オンライン ショップでは当たり前にある機能で、消費者の購入を左右する重要な要素でもあるコンテンツを、店 頭でも来店者がiPadで確認できるようにする。すでにあるオンラインショップのこれらのコンテンツを 活用し、新たにコンテンツを制作することなく、iPad向けに変換して提供する。