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「100円ライター」消ゆ 来年夏にも安全規制導入へ

子どもによるライター火災が多発している問題を受け、来年夏をめどに、原則すべてのライターに安全規制が導入される見通しとなった。
規制導入後は、子どもでも点火できる今の「100円ライター」は姿を消すことに。
点火レバーを固くするか、同時に二つ以上の操作をしないと点火できないなど、子どもが火を付けにくいタイプしか販売できなくなる。

 経済産業省が21日の作業部会で正式に決める。
規制の対象は、燃料を再注入できない「使い捨てライター」すべてと、注入式のうち樹脂製で「使い捨て」に似た汎用品。
年間約6億個流通しているライターの9割以上が対象になる。これらを消費生活用製品安全法上の「特定製品」に指定する。
石油ストーブや圧力鍋など9製品と同じ扱いだ。国内外の試験機関のテストで「合格」しないと販売できなくなる。

 また、ピストルやお菓子など、子どもの気を引きそうな「おもちゃ型」の販売も禁じる。貴金属を装飾に用いた高級品や、
ブランド品のように金属製でふたが付いたライターなど、一部は規制から除外する方針だ。

 ライターには、点火レバーを真下に押し込む「押し下げ式」、点火レバーを斜め下にスライドさせる「スライド式」の二つが主流の電子式ライターのほか、
ヤスリと発火石をこすり合わせて火花を出す「フリント式」、点火部分が棒状に伸びた「点火棒」など様々なタイプがある。

 経産省は今月中にも、日本工業規格(JIS)の作業部会を立ち上げ、
タイプごとに子どもの力では火を付けられない点火レバーの固さの数値基準などを8月をめどに決める。これを経産省の基準として採用し、来年夏をめどに規制を開始する。
駆け込みで現行品を作っても、規制後は販売できない。

http://www.asahi.com/national/update/0518/TKY201005170456.html