キャバクラも行けず…芸能界の暴れん坊、安岡力也の壮絶闘病生活
身長187センチ、体重100キロを超す強靭な肉体を誇り、過去にはキックボクサーとしてもデビュー。
数々の武勇伝を持つ芸能界の暴れん坊、安岡力也(63)が、年間発症率10万人に1人という難病「ギランバレー症候群」と闘っていた。
安岡がギランバレー症候群と宣告されたのは2006年。
突然寝たきりになり、壮絶な闘病生活が続いていた。
手首はダラリと垂れ、物を掴むこともできなくなり、膝から下は鉛をつけたように重く、常に痺れた状態になった。
呼吸筋にも嚥下筋にも障害が出て呼吸困難を起こし、しゃべることも、食べ物を飲み込むこともできなくなり、
気管を切開して人工呼吸をし、右わき腹に管を通して栄養補給をしたという。
痛み止めのモルヒネ投与で意識が混濁し、連日連夜悪夢にうなされ続けた。
2年間の寝たきり生活が続き、気が付くと体重は70キロに激減していた。
唯一の癒しは、息子の力斗君(24)の励ましだった。
「親父、なにやってんだよ!早く起きろよ。キャバクラ行くんだろう!」
闘病3年目にはどうにか歩けるようになり、体重も元に戻った。
そして現在はリハビリに励み、食事もきちんと3食食べられるようになった。
「カロリーは1日2100〜2500。それに禁酒、禁煙。いくら不良少年でも、それぐらいは守らねぇとな」
「俺はアーティストであり、アクターであり、芸能界でやりたいことはまだまだある。
だから絶対に生き抜いて、もう一度芸能界で暴れまくってやる。
だって俺はバッドボーイでありながら、常に闘うファイターだから!」
■ギランバレー症候群
自己免疫疾患の一種といわれ、筋肉を動かす運動神経が侵され末梢神経に障害が生じ、急激に手足などの筋肉に麻痺が起こる病気。
昨年亡くなった女優の大原麗子さんもこの病気に悩まされていた。
http://news.livedoor.com/article/detail/4774041/ 2010年05月17日17時00分 / 提供:ZAKZAK