ペコちゃん人形窃盗、主犯格に懲役5年 和歌山地裁判決
関西の「不二家」の店頭から10体のペコちゃん人形を盗んだとする窃盗や、覚せい剤取締法違反(使用)などの罪に
問われた住所不定、無職稲葉洋被告(43)の判決公判が13日、和歌山地裁であった。国分進裁判官は「被害品は店の
象徴ともいえるマスコット人形で、店の処罰感情は厳しい」などとして懲役5年(求刑懲役6年)を言い渡した。
判決によると、稲葉被告は2008年5月〜09年2月、大阪、京都、兵庫、和歌山、三重の5府県で、別の男らと
共謀してペコちゃん人形10体(計59万円相当)を盗んだ。もう1体はひもで固定されていて、盗めなかった。
さらに、09年2月と8月、覚せい剤を自分に注射した。
人形を転売し、生活費や覚せい剤の購入に使った。稲葉被告は窃盗グループの中では主導的な立場で、主に逃走用の車を
運転していた。
http://www.asahi.com/national/update/0513/OSK201005130091.html