古代アマゾンの地上絵、衛星から発見
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=8858159&expand http://www.nationalgeographic.co.jp/news/bigphotos/images/100104-amazon-lost-civilization-circles_big.jpg アマゾン盆地の高原地帯で、これまで熱帯雨林に覆われて見えなかった円形や四角形などの幾何学的模様が数百個発見されたとする研究が発表された。
1999年以降に撮影された衛星写真から、250キロ以上の距離にわたって200を超える幾何学的図形の地上絵が確認されており、
これまで明らかになっていなかったアマゾンの古代社会が存在していたことの証拠となる可能性があるという。
地上絵が描かれた目的は不明だが、この10倍近くの数の地上絵が、アマゾンの森林に隠れて人知れず眠っているのではないかと推測されている。
ブラジルのベレンにあるパラー連邦大学の人類学者で、この研究の共著者であるデニジ・シャーン氏によれば、少なくとも1カ所は西暦1283年前後のものとされているが、
西暦200〜300年にまでさかのぼる可能性があるものもあるという。
今回の発見は、かつてアマゾンの奥地に数多くの村落から成る複合都市が存在していたが、15〜16世紀にヨーロッパからの入植者が
南米に持ち込んだ疫病によってほぼ全滅したとする説を補強するものになる。
現在、これらの村落についての記録は残されていない。
そのため、アマゾン川上流地域の土壌が非常にやせていたことが原因で、大規模な定住集落の住民を賄える規模の農業を営むことは不可能だったとこれまで考えられてきた。
しかし「その想像は間違いだったことがわかった。この地域では、さらに多くの発見が期待できる」とシャーン氏は話す。
新たに発見された地上絵は、幅およそ11メートル、深さ1〜2メートルの溝でできており、その両脇に高さ最大1メートルの土手が積まれている。
さらに地上絵の多くが互いに直線の道で結ばれている。
2008年に行われた予備的な発掘では、家庭用の陶器や炭、砥石のかけらなど、人間が居住していた証拠が混ざった土が、いくつかの地上絵の周囲に低く盛られていたことが明らかになっている。
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