任期満了に伴う富士市長選は20日、投開票され、無所属で現職の鈴木尚氏(63)=民主、自民、公明、社民推薦=が3選を果たした。
無所属の新人、共産市委員長の杉田保雄氏(63)=共産推薦=は及ばなかった。
4年前の前回市長選は鈴木氏が無投票で再選され、8年ぶりの選挙戦となったが、投票率は27・06%(前々回は50・59%)。
過去最低だった93年の27・71%を下回った。具体的な争点が見えず、鈴木氏への信任投票の色合いが濃くなったことから有権者の関心は低調だった。
鈴木氏は6月に出馬表明。2期8年の実績をアピールし、観光産業の振興や富士宮市との合併構想などを訴えた。
推薦を得た各党と後援会の組織票を手堅くまとめた。
鈴木氏は当選後、「日本一、子育てしやすく、老後を安心して暮らせる市にするため、全身全霊をささげる」と抱負を述べた。
杉田氏は告示10日前に出馬表明した出遅れが最後まで響いた。
当日有権者数は20万4416人(男10万547人、女10万3869人)。【松久英子】
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◇市長選開票結果=選管最終発表
当 44192 鈴木尚 63 無現
10338 杉田保雄 63 無新
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◇富士市長略歴
鈴木尚(すずき・ひさし) 63 無現(3)
市長▽段ボール会社社長▽全国市長会評議員[歴]市議▽県議▽日大=[民][自][公][社]
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