米で猫が初の新型インフル、人から感染?
【ワシントン=山田哲朗】米獣医師会は4日、新型インフルエンザに感染した猫が初めて見つかったと発表した。
この猫は、アイオワ州の家族が家の中で飼っている13歳の猫で、3人家族のうちの2人がインフルエンザを
発症した直後に元気がなくなり、獣医師の診察を受けた。検査の結果、新型ウイルスが確認された。家族から
猫に感染した可能性が高い。猫は現在は回復し、ほかの人や猫にさらに感染を広げた形跡はなかった。
新型インフルはもともと豚から人に広がったと見られ、カナダなどでは、人から豚への感染が確認されていた。
鳥やいたちの仲間フェレットも感染する。季節性インフルエンザの場合、猫のほか、犬や馬も感染することが知られている。
同協会は「人畜共通感染を起こすウイルスはあるので驚きではない。飼い主はペットの様子に注意すべきだ」
と呼びかけている。米専門家はメディアに対し「ペットから人へ感染する証拠はない。重大な懸念ではない」としている。
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20091105-OYT1T00433.htm