【奇蹟のカーニバル開幕だ】 嫌儲のレスがアフィブログに転載されてるぞー

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空に捧ぐまじないの歌 精霊サイド視点の再考 『解呪(ディスペル)』
                                   作詞:エラ通信

塵となり崩れ行く大地の悲鳴 山河の乾き 
家族のために身を玄くすり減らし地を耕せど力つきる、
鍬を支えに立ったまま事切れ、日が暮れてそして太陽が昇る
そうして精霊<われわれ>は生まれた。
この世への心残り、妻と子に生きる糧を残したいと。
そうして溢れ出る泉、広大な死の大地のなか、豊穣なる緑の一点。
それはわが妻のため、それはわが息子のため。
もう顔すらわからない愛する家族のために、
我らの願いがこの世に現出させた幻想郷。

この地を侵すものは誰も許さない。なんぴとも、なんぴとたりとも。
まだらの毒蛇のひと噛み、足元の地面の小崩れ。
そうして泉に手を出すすべてを防いできた。
昔、人間だったころ、持っていたものとよく似た鍬を持った青年を倒し、
青年のなきがらを弔うために訪れたしなびた老婆の手に蛇を送る。
この緑の土地は、わたしの妻と子のためのものだ。誰にも渡さない。
誰の立ち入りも許さない。妻と子が笑顔で訪れ、
私の生前の名を呼んでくれる刻まで。

わたしの名はなんといっただろう?わたしの妻は誰だっただろう?
子供はなんといっただろう?
でも、家族のためにこの地は誰にもわたさない。誰も立ち入らせない。

そんな私のもとにひょろりとした青年が訪れた。
息子の面影とは似ても似つかない。
いつものように蛇を送り鎌首をもたげたところでピタリ、ととまる。
なんだろう、この歌ry