アキバの麻生人気は都市伝説だったのか?

このエントリーをはてなブックマークに追加
1 番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です

民主党の圧勝に終わった総選挙。自民党は、昨年9月の総裁選で“選挙の顔”として選んだ麻生太郎首相をみこしに担いで戦ったが、
約200議席を失い、野党に転落した。“麻生人気”を演出したのは、2年前の総裁選での東京・秋葉原での街頭演説の盛り上がりや
自民党本部(東京・永田町)前に押しかけた“アキバ(秋葉原)系”の支持者たちだった。
あれから2年。総選挙をめぐって、アキバは大きな話題にはならなかった。麻生首相の支持者はどこへ行ったのか。

◆「今回は民主党に投票した」

「10月に(ローゼンメイデンのアニメ版主題歌を歌った)ALIPROJECTのライブがあるので、ローゼン閣下もぜひ見に来てほしい。
ボーカルの宝野アリカさんも、お越しいただきたいと言ってましたよ」と、麻生首相に対する好感度は高いが、「今回は民主党に投票した」とも。

「麻生人気はチャチ過ぎた。若者にちょっと受けたのを履き違えて、先走りし過ぎた」
と手厳しく指摘するのは埼玉県草加市のフリーター男性(30)。「ネットなどで見る限り、
けっこういい人そうだし、成果もある」と麻生首相をある程度評価するが、
小泉元首相に連なる「麻生降ろし」派が足を引っ張っているとして自民党自体には批判的だ。

◆「草野球のアイドル」

秋葉原のタウン情報誌「あきば通」代表を務め、秋葉原に精通した政治家として知られる小林孝也・千代田区議(54)は
「秋葉原では麻生さんの人気は確かにありますよ。最盛期は昨年の総裁選から、衆院選の公示直前ぐらいまでかな。と話す。
人気の理由については「アキバは“キャラ立ち”してないと駄目な街で、
たとえば鳩山さんはアキバキャラではないが、麻生さんはアキバ向きにキャラが立っている」と分析。
「マニアの街ですから、地下アイドル(マイナーアイドル)的なものが受ける。
ただあくまで多数派ではなく、少数派なんですね。最も盛り上がった時期でも、国民的人気とはいえなかった」。
「失礼な言い方かもしれませんが、“草野球のアイドル”だったと思うんですね。
全国大会やワールドシリーズには出られない。それを『選挙の顔』にするのは、担ぐ方が悪い」

抜粋
http://sankei.jp.msn.com/politics/election/090906/elc0909060402000-n1.htm