橋下知事「何の力もない」知事会批判
大阪府の橋下徹知事(40)が8日、都内で行われた全国知事会の政権公約評価特別委員会
に出席し「知事会には何の力もないし、政党も振り向いてくれない」と述べ、政党に対する
要請を中心とした知事会の活動を厳しく批判した。
「支持政党の表明」を掲げる橋下氏は、煮え切らない知事らの態度に業を煮やしたのか、
「それでいいのか…。キンタマがついてないのが嫌なんです」とも発言。同席した滋賀県の
嘉田由紀子知事から「ついてない人もいる」と反論される場面もあった。
会合には、橋下氏ら計5知事のほか、宮崎県の東国原英夫知事(51)がオブザーバー参加した。
一定の距離を置いているとされる東国原氏について、橋下氏は「東国原知事がリスクを取って
行動しているから、国民が(地方)分権を見てくれている」と評価。
その一方で知事会の活動を「(東国原氏に)おんぶにだっこでいいのか。政党にこちらの言い分
を認めてもらうために、政党に働き掛ける戦略を話し合わなければならない」と酷評した。
委員会前には民主党本部で、同党の原口一博「次の内閣」総務相や逢坂誠二衆院議員らと会談。
会談を振り返って「政治は魂ですから、それはものすごい伝わってきた。民主党が地方の声に
反応して、国の形を変えていくという魂は感じた」と話した。
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20090709-OHT1T00020.htm