イラク資源権益に中国が積極姿勢　クルド人自治区の油田開発企業買収策など

中東の権益争奪戦　高まる中国の存在感
2009.7.3 01:43

【カイロ＝村上大介】イラク政府が６月３０日に実施した外資に開放する８カ所の石油・ガス田権益の第１次入札では、
最大規模の南部ルメイラ油田を国際石油資本（メジャー）の英ＢＰと中国国営の中国石油天然ガス集団（ＣＮＰＣ）の企業連合が落札した。
入札には他にも中国の主要石油会社２社が参加しており、メジャーの独壇場だった中東でも、
国家レベルで資源権益の獲得を進める中国の存在感が高まっている。

一次入札の対象は、北部キルクークや南部ズバイルなど油田６カ所と西部のガス田２カ所が対象。米エクソンモービルやロイヤル・ダッチ・シェルなど
欧米メジャーに加え、中国、インド、韓国、インドネシアなどの計３１社が応札した。

今回決まったのは、ルメイラだけで、契約期間は２０年。大半の企業の提示額が、戦後復興資金の確保を急ぎたいイラク側の希望額に届かなかった。

中国は今回の入札に２大国営企業のＣＮＰＣと中国石油化工集団公司（ＳＩＮＯＰＥＣ）など３社が参加。
ＳＩＮＯＰＥＣは先月、イラク北部のクルド自治政府と油田開発の契約を結んだスイス・カナダ系ＡＤＤＡＸ石油に約８２億カナダドルで買収を提案している。

中国は経済成長で急増する国内消費量を賄うため、世界各地で権益の確保を加速。中国企業はスーダンなどリスクの高いアフリカ諸国にも進出しており、
将来に不透明性が残るイラクでも積極姿勢をみせている。

http://sankei.jp.msn.com/life/environment/090703/env0907030145002-n1.htm

地球の資源を食い尽くす気だな

人口がいっぱいだからな。とにかく確保って感じなんだろうな

（つづき）
日の丸油田としては、１９５７年にアラビア石油が獲得し、権益が失効したペルシャ湾のカフジ油田
（日量３０万バレル）を大きく上回る。

ナシリヤ油田の権益交渉には日本、イタリア、スペインの企業連合の３グループが参加。スペインが事実上離脱し、
現在はイタリアとの一騎打ちとなっている。５月まで日本が優勢とされたが、
イタリアもインフラ整備支援の提案などで巻き返しに出ている。

このため、日本側はイラクの来日団に対し、製油所や発電所などのインフラ整備を国際協力銀行（ＪＢＩＣ）を通じて支援するほか、
政府開発援助（ＯＤＡ）による復興支援をアピール。月内の最終合意につなげたい考えだ。

業界関係者によると、「交渉の行方は予断を許さない状況」という。
ただ、新日石はイラク政府が実施したほかの油田の入札への参加を見送り、ナシリヤ油田一本に絞って交渉。
同社の渡文明会長は「そう遠くないうちに結論が出る。手応えはある」と自信をみせている。

イラク側にも、資金力が豊富な日本企業の投資を呼び込みたいとの意向が強い。
同国は原油確認埋蔵量が１１５０億バレルで、サウジアラビア、イランに次ぎ世界第３位。
イラク戦争の影響で開発が十分に進んでおらず、約４０年ぶりに権益を開放した。

http://sankei.jp.msn.com/life/environment/090703/env0907030140000-n2.htm

あーまちがえた　失礼

まさかイラクで中国に負けることは無いだろあんなに尽くしたんだから・・・