8日午後9時55分頃、兵庫県尼崎市椎堂の旧商店街から出火。
9日午前1時現在、棟続きの2階建て店舗など16軒約2050平方メートルを焼失し、周辺の民家にも飛び火し、延焼中。
高齢女性1人が煙を吸って病院に運ばれたほか、付近の住民が近くの会館などに避難した。
同市消防局によると、消防車など約20台が出動したが、旧商店街は狭い通路の両側に2階建ての棟続きの家屋が数十軒連なっており、消火に手間取った。
営業を続けていたのは数店舗だけとみられる。
旧商店街は火柱を上げて燃え上がり、住民らは抱き合ったり寄り添い合ったりしながら消火活動を不安げに見守った。
近くの女性会社員(36)は「仕事から帰ってきたら、建物から煙が上がっていた。近所に『火事だ』と知らせて回ったが、見る見るうちに10メートルくらいの火柱が上がった」と唇を震わせた。
近くにプロパンガスを使用する民家があり、爆発しないよう消防団員らが設置場所から移動させる場面もあった。
現場は、大阪(伊丹)空港の南約1キロで、近くに園田競馬場があり、住宅や商店が密集している。
(2009年3月9日01時56分 読売新聞)
ソース
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090309-OYT1T00112.htm 画像あります