「犬と自分の人生、一体どっちが大切なんですか!」
飼い犬3匹と別れることができず、約9年間にわたって不法滞在を続けていた
韓国籍の女被告(42)にいらだった様子の検察官は、声を荒らげた。
だが、被告はその声に臆(おく)することなく、最後まで堂々と質問に答え続けた。
8年8カ月にわたって日本に不法滞在したとして、入管難民法違反の罪に問われた
被告の初公判が8日、東京地裁で開かれた。
(略)
弁護人「不法滞在の期間が長かったのはなぜ?」
被告「来日してから1年後に、韓国に帰る予定でしたが、入
国管理局に不法滞在を届け出ることが怖くなって、先延ばしにしてしまいました。
その内、子犬が職場に迷い込んできたのですが、面倒を見るのが私しかいなくて
(飼うことになりました)…」
弁護人「犬と別れるのがつらくて、ずっと日本にいたんですか?」
被告「はい」
弁護人「日本で稼いだお金は何に使いました?」
被告「犬が3匹いたので、仕事はまともにできませんでしたが、5万円は犬のために(使い)、
3万円は教会に寄付をし、2万円は自分のお小遣い、そして1万円は犬のため(の予備)にと、
本の間にはさんでおきました」
被告は、韓国に住む母親には、来日当初に30万円を送ったきり、全く送金していないのにもかかわらず、
飼い犬のためには毎月5万円もの大金を使っていたという。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/090109/trl0901091632001-n1.htm