【シリコンバレー22日時事】
米アップルの携帯音楽プレーヤー「iPod(アイポッド)」が酒気帯び検知器に早変わり−。
息を吹き掛けて、基準値以上のアルコールを検出すると、液晶画面で警告を発する応用機器
「iBreath(アイブレス)」がこのほど米国で発売され、話題を呼んでいる。
アイポッドの下部に差し込んで使用する。多機能型携帯電話機「iPhone(アイフォーン)」にも対応。
息を吐いて2秒間で血中濃度を表示、全米50州の基準値0.08%以上で警告音を発する仕組み。
日本の同基準値0.03%以上で警告するシステムに改良し、来年日本向けに出荷することも検討中だ。
価格は79ドル(約7000円)と、最も安い既存製品の半額程度。開発した米電子機器製造中堅の
デービッド・スチール・エンタープライゼズ(カリフォルニア州)は、「パーティーの季節を迎え、
『飲んだら乗るな』を周知徹底できる」(バスラー最高経営責任者=CEO=)として普及に自信を示している。
アップルの人気製品に対応する利便性から、「スキャンダルを嫌うハリウッドスターからの受注も相次いでいる」(同)という。
ソース
http://www.jiji.com/jc/zc?k=200812/2008122300072