大手スーパーのイオンが、景気悪化で消費者の節約志向が高まっているため、独自ブランド
(PB)商品「トップバリュ」の定価を一斉に引き下げることが22日、分かった。
第1弾として23日から、傘下のジャスコなどグループ2000店舗で、食品、日用品を中心とした
100品目を最大で25%値下げする。顧客の反響を見ながら来年にかけて対象を拡大し、最大で
PB商品全体の5分の1に当たる1000品目の定価を引き下げる方針だ。
大手スーパーが、期間限定のセールではなく、PB商品の定価自体を一斉に引き下げるのは
初めて。通常のメーカーの商品より2−三割安いPB商品をさらに値下げし、消費を活性化させる
考え。ほかのスーパーやメーカーの価格戦略にも影響を与えそうだ。
イオンは、円高や原材料価格低下によるコスト減を値下げ原資として活用する。23日から実施
するのは食品や日用品などで、平均18%の値下げになる。「キャノーラ油」は358円から328円に、
「トイレットペーパー12ロール」は328円から298円に下げる。
円高を活用して、韓国産ガムやタイ産ツナフレークといった輸入品の定価も下げる。ジャスコや
サティ、マックスバリュで実施するほか、グループ企業のダイエー、マルエツでも品目を絞って行う。
2008/12/22 19:26 【共同通信】
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