「飼い犬の仇とった」父に手紙 小泉容疑者、借金数百万円 '08/11/26
元厚生次官ら連続殺傷事件で、銃刀法違反の疑いで逮捕された無職小泉毅こいずみ・たけし容疑者(46)
が事件に使ったとしている刃物が柳刃包丁だったことが二十六日、警視庁の調べで分かった。
警視庁は「ナイフ」としていたが、詳しく調べたところ、柳刃包丁につばを付けたものだったという。
また小泉容疑者が出頭前に山口県柳井市の父親(77)に送った手紙に「飼い犬の『チロ』の仇かたきをとった」と書かれていたことが判明した。
埼玉県警は元次官山口剛彦やまぐち・たけひこさん(66)夫妻の殺人容疑で小泉容疑者の自宅アパートを捜索。
小泉容疑者が数百万円の借金を抱えていることも分かり、警察当局は、動機や事件の背景を解明するため、
小泉容疑者の収入源も含め生活実態について詳しく捜査している。
警視庁によると、包丁は、さいたま市の自宅近くのショッピングセンターで事件の一カ月ほど前に約三千円で
購入したといい、このころから厚生労働省(旧厚生省)の元次官らへの襲撃計画を本格化させたとみられる。
借金はカードローンなどを含めて数百万円。小泉容疑者はかつて株取引をしていたことがあったが、
株で収入を得ていたかどうかは不明。多額の借金がある一方、自宅アパートの家賃は滞納したことがなかったという。
警視庁に出頭した際の所持金は約八万八千円で、預金残高は数千円だった。
小泉容疑者が襲撃対象とした同省の元次官ら歴代幹部ごとに自宅を記した地図を作製していたことも判明。
警視庁と埼玉県警は地図を基に下見していた可能性もあるとみて調べている。
地図は市販されている一冊の地図帳に印を付けているのではなく、元次官らの自宅ごとに一枚ずつ作られていた。
小泉容疑者は山口さん夫妻を最初に襲った理由について「自宅から近かったから」と供述している。
また、警視庁は東京都中野区の吉原健二よしはら・けんじさん(76)宅襲撃の際に使ったとみられるレンタカーを押収した。
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200811260262.html