大阪・個室ビデオ店火災:事件受け東京消防庁調査 個室店舗の半数が違反 /東京
◇1388施設立ち入り調査 消防法や建築基準法に違反
大阪・難波の個室ビデオ店で16人が死亡した放火事件を受け、東京消防庁が管内の個室型店舗1388施設を立ち入り調査したところ、
ほぼ半分の645施設が消防法や建築基準法に違反していたことが分かった。
対象は(1)個室ビデオ店184施設(2)ネットカフェ406施設(3)テレホンクラブ26施設(4)カラオケボックス772施設
で、計645施設から2207件の法令違反が見つかった。主な内容は、防火管理者を選任していないなどの防火管理関係(1407件)
▽消火器を設置しないなどの設備関係(531件)−−など。同庁はこの結果を踏まえ、違反が発覚した全店舗に是正を指導する方針だという。
一方、都都市整備局は25日、関係機関が都内の個室ビデオ店などを緊急点検した結果を発表した。点検した114件のうち約7割の
79件で建築基準法令違反が確認され、都はこれらの建物の防火安全対策を検討する方針だ。
違反内容(複数の店あり)は非常用照明装置関係の53件が最も多く、▽排煙設備関係38件▽防火区画関係28件▽非常用進入口関係
26件−−などが続いた。
個室ビデオ店以外で点検したのは▽カラオケボックス644件(うち違反確認は243件)▽漫画喫茶・インターネットカフェ353件
(同187件)▽テレホンクラブ2件(同1件)で、個室ビデオ店の違反の多さが目立った。【神澤龍二、木村健二】
毎日新聞 2008年11月26日 地方版
ソース
http://mainichi.jp/area/tokyo/news/20081126ddlk13040308000c.html 依頼25