いすゞが工場の非正社員を全員解約 年内1400人
いすゞ自動車は19日、国内工場で働く非正規従業員(派遣従業員と期間従業員)約1400人との契約を
すべて打ち切る方針を明らかにした。年内に全員削減、半数強は契約期間中の解約となる見通し。
2009年初めから工場稼働率を落としトラックを当初計画に比べ3割減産する。世界的な販売低迷で
自動車大手は減産に動いているが、非正規従業員の期中解約に踏み込むのは極めて異例だ。
トラックを生産する藤沢工場(神奈川県藤沢市)とエンジン生産の栃木工場(栃木県大平町)で働く
非正規社員が対象になる。藤沢工場では車両組み立てラインの操業体制を現行の二直から、来年初めから一直にする。
これに伴い非正規社員を削減、正規社員のみの操業にする。
09年初めからの減産により、いすゞの08年度のトラック生産台数は計画に比べ1割前後少なくなる見通し。
日本と北米での販売不振に加え、需要が旺盛だった新興国でも、金融不安を受けたローン契約停滞で販売が急減している。
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20081120AT1D190B219112008.html