川口市のJR西川口駅西口で二十四日、安くて身近な料理の人気を競う「埼玉B級ご当地グルメ王決定戦IN川口」が開かれる。
かつて性風俗店が集中していた周辺を「庶民の味の街」に変えようと、商工関係者や住民が企画した。明るいたたずまいが
戻った半面、一帯には空き店舗も目立つ。イベントを機に店舗の誘致ももくろむ。
同駅周辺では約二百店舗の違法風俗店が営業していたが、県警の二〇〇六年の一斉摘発で姿を消した。しかし、その後に
残された空き店舗や空きフロアへのテナント入居が進まず、治安の改善が進む一方で、街のにぎわいが遠のく形となった。
もともとオートレース場や競艇場への最寄り駅として利用客が乗降した同駅周辺には、安価で気軽に料理を楽しめる飲食店が
軒を連ねる。こうした店舗を探り出し、新たな「名店」を誘致しつつ、一帯の復活へつなげようと浮上したのが「B級グルメタウンの
まちづくり」だ。
決定戦は県が主催し、今回が三回目。初出場十品を含む過去最多の計二十一品が登場する。地元・川口は「鋳物のまち」を
イメージした「キューポラ定食」を考案。ヒジキなど鉄分を多く含む具を入れた鉄骨いなりと、団子に一味唐辛子で辛味を加えた
雷すいとんの組み合わせで参戦する。
続きはWEBで
http://www.saitama-np.co.jp/news11/16/09x.html