不正アクセス容疑の高3書類送検 ID売買百万円以上稼ぐ
群馬県警は10日、ネット上で不正入手した他人のIDやパスワードが実際に使えるかどうかを、通信テストしていたとして、
東京都八王子市内の高校3年の男子生徒(18)を不正アクセス禁止法違反容疑で書類送検したと発表した。
県警生活安全企画課によると、生徒は、ネットオークション用のIDとパスワードを盗み取るため、パソコンでアダルト動画に
接続するとコンピューターウイルスに感染するプログラムをつくり、ファイル交換ソフト「ウィニー」を使うなどしてネット上に
流したとみられる。動画を見ようとするとIDを盗み取れる仕組みで、取得したIDは、徳島県内の男らに1個当たり3万〜4万円
で少なくとも35個販売し、100万円以上稼いでいたという。
同課の説明では、生徒は、群馬県太田市内の男性が「ヤフーオークション」で使っていたIDとパスワードを盗み、07年1月17日
から約1カ月間、IDが使えるかテストを繰り返していた疑いがある。徳島の男は3万5千円でIDを買い取り、偽ブランド品をオークション
に出品したという。
http://www.asahi.com/digital/internet/TKY200810100351.html