ウガンダ反政府勢力がコンゴで子ども90人を誘拐、ユニセフが即時解放を要請
国連児童基金(ユニセフ、UNICEF)は22日、ウガンダの反政府勢力「神の抵抗軍(Lord’s Resistance Army、LRA)」に対し、
コンゴ民主共和国(旧ザイール)で誘拐されたとみられる90人の子どもたちをただちに解放するよう要請した。
地元当局によると、今月17日、コンゴ東部のキリワ(Kiliwa)、ドゥル(Duru)、ナンビア(Nambia)の3つの村が
LRAから一斉に襲撃を受け、子どもたち90人が学校から誘拐された。
子どもたちは付近の森の中にあるLRAの複数の拠点に連れて行かれたとみられている。
ユニセフの現地事務所は、子どもたちが少年兵として戦闘などへの参加を強制されることを憂慮しており、
全員の無条件即時解放を強く求めている。
LRAとウガンダ政府との約20年にわたる内戦で、これまでに数万人が死亡した。
2006年には停戦協定が合意されたが、和平協議は遅々として進まず、
LRAの一部はコンゴ(旧ザイール)との国境付近で活動を活発化している。
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2520382/3367260